Into the "Virtual School Idol"! ~新たな「物語」を叶える場所へ~

皆様、こんにちは。
春の足音が聞こえてきそうで聞こえてこない、そんな今日この頃ですが、進捗いかがですか。
年が明けてから、例年よりも気候が暖かいように思えるのですが、もしかして、わたしが住んでいる地域だけなのでしょうか。まあ、過ごしやすくて何よりなんですけどね。


さて、二月二十八日。
Aqours6thライブやニジガク4thライブの余韻も冷めやらぬなか(生憎、わたしはどちらも観ることが出来ませんでしたが……)、「ラブライブ!」シリーズの新プロジェクトが発表されました。

www.youtube.com



バーチャルスクールアイドル。

この発表を見た瞬間、目ン玉をひん剥かなかったといえば嘘になるんですよね。
さらに言うなら、「なんだ、このキテレツ一歩手前ワードは……?」という気持ちが出てきてしまったところまであります(冷静に考えれば、「スクールアイドル」という概念もそれなりにキテレツではあるのですが、それはそれ、これはこれ)

しかし、改めてこの発表を見て、わたしは考えたのです。
バーチャルアイドルって、実は『ラブライブ!』における最適解のひとつなのではないか?」と。


かつて、レジェンドスクールアイドルたちは言いました。「やりたいという気持ちさえあれば、誰でもスクールアイドルになれるんだ!」と。
しかし、その言葉を聞いて「はたして、本当にそうなのだろうか?」と思ったひともいたのではないでしょうか。

例えば、「男性」。
これまでの「ラブライブ!」シリーズにおいて、男性スクールアイドルは存在しませんでした。もちろん、これからの展開において男性スクールアイドルが現れる可能性はないとは言い切れませんが、十年以上続いているシリーズであるにもかかわらず、未だに男性スクールアイドルがいないということを考えると、これからも出てこないのではないか、というところが個人的な考えとしてあるのです(「アイドルマスター」シリーズをはじめとした、他の二次元アイドルコンテンツとの差別化というところもあるのではという気はするのですが、それはそれ、これはこれ)
おそらく、「ラブライブ!」世界において男性スクールアイドルは存在しない、あるいは存在していたとしてもごく少数で、ほとんど認知されていないのでは……、と思えてしまうんですよね。

また、スクールアイドルも「アイドル」である以上、「歌」や「ダンス」は切っても切り離せない関係と言っていいでしょう。メタ的に考えても、「歌」や「ダンス」、そして、それらを主体とした「ライブ活動」は「ラブライブ!」というコンテンツを支える大きな柱となっているのは言うまでもないところです。
しかし、そうなってくると、何らかの事情で「歌えない」・「踊れない」ひとは、スクールアイドル活動を行うにあたって大きなハードルが存在する。スクールアイドルをやるにあたって最も大切な、思いや気持ちを表現するための「手段」を手にすることすら出来ない。そう言ってもいいのではないかと思えるのです(かのんだって、最初のうちは「人前で歌えない」ことから、スクールアイドルをやることに難色を示していましたよね)


しかし、「バーチャルアイドル」であれば。

「肉体」というハードルを飛び越えて、思いや気持ち、そして「大好き」を思うがままに伝えることが出来る、そんな存在ならば。
きっと「彼女」は、とても素敵なスクールアイドルとなれるのではないでしょうか。わたしには、そう思えてくるのです。




……まあ、現在公開されている情報がティザーサイトとティザーPVだけである以上、バーチャルスクールアイドルがどのような「物語」を紡いでいくのかは未知数であるというのも、またひとつの事実。ここまで色々と書いてはみましたが、正直な話をすると「そこまで踏み込むのか……?」という気持ちも無きにしもあらずなんですよね。
それでも、「どこに向かうか まだわからないけど 面白そうな未来が待ってると」信じながら、ゆっくり続報を待つことにしましょうか。