よりぬき「りんく!らいふ!ラブライブ!」 ~辿ろうか、花咲いてきた道のりを~

皆様、こんにちは。
日を重ねるごとに早起きになる朝日の暖かさが春の訪れを感じさせてくれる今日この頃ですが、進捗いかがですか。


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アニメ本放送を目前に控え、「にじよん あにめーしょん2」のPV第二弾が公開されましたね。気になるカットが目白押しで、本編への期待も高まるところです。個人的には、相変わらず「簀巻き顔」な彼方がじわじわとツボに入っています。


その「にじよん あにめーしょん2」放送に備えて「にじよん」・「にじよん2」を読み返しているというのは前回のエントリでもお話ししたところなのですが、最近では、さらにその流れで「りんく!らいふ!ラブライブ!」も読み返しているのです。新たな年度を目前に控えたこの時期が、これまでのエピソードの振り返りを行うのにちょうどいいタイミングだったというのもありますしね。ここでも、スピンオフ四コマのお手軽さが良い方向に働いてくれているというわけです。
また、既存の「ラブライブ!」ファンのみならず、バーチャルYoutuberのファン層へのアプローチや、異次元フェスでの躍進によるアイマスPからの注目によって、新たなファン層を開拓・獲得してきた「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」ですが、「りんく!らいふ!ラブライブ!」もまた、お手軽な入口としてファン獲得に少なからず貢献してきたのではないかと、わたしは思うんですよね。
それはそれとして、これまたいいタイミングのついでとして「りんく!らいふ!ラブライブ!」の個人的なお気に入りをピックアップして紹介していこうというのが、本エントリの趣旨なのです。

それでは、やっていきましょう。


入学準備編 第1話

すべてはここからはじまった。
二コマ目でオチているこのスピード感よ。

入学準備編 第8話

四コマブチ抜き、セリフ無し。
ベタながらもベターな演出であると感じさせてくれますね。

第30話

「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない!!」とはよく言ったものである。それはそれとして、(花帆はともかくとして)さやかがこういった方向でムキになるのはちょっと意外に思うところがあります。

第34話

With×MEETSでは何度も(現実世界での)固有名詞が出てきているにも関わらず、ここでは「ねるねるねるね」と明言しないのはどういうことなのだろうか。

第48話

「鼻歌で『Holiday∞Holiday』」。
梢の心情を表すのにこれほどまで分かりやすい表現も、そうそうないのでは。

第54話

ノーモーションでマウントを取りに行く梢も面白すぎるが、ノータイムでマウントを取り返すさやかも面白すぎる。そんなふたりに乗っかりにいく綴理も面白すぎるし(おそらく本人はノー天気に和気あいあいしたいだけ)、繰り広げられるマウント合戦については脳裏によぎることすらないであろう花帆も面白すぎる。

第58話

「『花帆はサンタクロースを信じているのではないだろうか』と考えた梢が、彼女に探りを入れている」のか、あるいは「梢はサンタクロースを信じていて、花帆はその夢を壊さないための返答をしている」のか。有識者の見解が待たれる。
「サンタはパパだよ」と、しかめっ面な表情で語る瑠璃乃も味わい深い。

第59話

一家に一匹、全肯定るりちゃん。
ウチにも欲しい。

第60話

「違うのだけれど、花帆さん」
「何が違うんですか?」

第67話

「また一緒に」と言っていることから、少なくとも一回は機械さんと一緒に風呂に入っているということになる。花帆は「大浴場はダメですよ!!」と言っているが、梢の場合は大浴場じゃなくてもダメだと思うんですよ。それにしても、よく壊さなかったな……。




先述した通り、間もなく新年度を迎える「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」。それとともに、花帆たちを取り巻く環境も激変することでしょう。彼女たちが歩む先でどんな未来が花咲いていくのか、今からドキドキとワクワクが止まらないところですね。
少女たちが見上げる新たな空は、はたしてどんな色をしているのでしょうか。




よりぬき「にじよん」 ~はじめよう、一歩踏み出す準備運動を~

皆様、こんにちは。
春到来まではまだまだ時間がかかりそうだなと思えてならない今日この頃ですが、進捗いかがですか。


十二月二十四日。
その報せは、翌日の「#クリスマスにはシャケを食え」に備え、サモーン・シャケキスタンチンの勇姿をその目に焼き付けていたわたしのもとに届きました。


「にじよん あにめーしょん」、まさかの第二弾。
シャケ食ってる場合じゃねえ!



食ったけどな!!


それはそれとして、(あまりにも予想外だったとは言え)第二弾放送決定というのは素直に喜ばしいところがあります。元々、「ニジガク」入門編としての最適解と言っても過言ではない「にじよん」。そのアニメ化第二弾であるところの本作も、「ニジガク」ワールドへ最初の一歩を踏み出すきっかけとしての役割が大いに期待出来るのではないかと、わたしは思うのです。お手軽な入口は、なんぼあっても良いですからね。


……と言うわけで、放送開始まで残りあと一ヶ月を切るところとなった「にじよん あにめーしょん2」。それに備えて、ここ最近のわたしは「にじよん」・「にじよん2」を読み返していたのでした。「にじよん」・「にじよん2」の内容がそのままアニメ化されるという訳ではないでしょうが、これもいい機会ですからね。
そして、いい機会のついでに「にじよん」・「にじよん2」の個人的なお気に入りをピックアップして紹介していこうというのが、本エントリの趣旨なのです。

それでは、やっていきましょう。


にじよん

シーズン1

#01 『着替え』

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かすみの「腹黒系スクールアイドル」ムーブ、今見るともはや懐かしさすら覚えてしまうんですよね。
何やかんやで「腹黒」に徹しきれないのも、かすみらしさが存分に発揮されていて、個人的に好みなところ。

#02『どっち』

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#1と合わせて、連載開始一回目のエピソードが両方ともかすみメインであるというのが、彼女のキャラクタ人気を伺わせてくれるように思えてくるのです。
そりゃ、「無敵級*ビリーバー」を獲得するわけだよ。

#08『ステップ2』

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かすみの腹黒キャラ同様に、果林のセクハラキャラも、近年あまり見かけない要素だよなと思うところがあります。これも、時代の流れなのでしょうか。

#10『身だしなみ』

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ふとしたときに彼方が見せる「お姉ちゃんムーブ」に心を撃ち抜かれてしまったひとは、きっと多いはず。

#16『誕生日(エマ)2』

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あうぐーり!(CV:大西 亜玖璃)

#40『羊』

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彼方が冷や汗をかく貴重なショット。

#42『壁ドン2』

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あなたの理想のチョロイン。
これが(「にじよん」時空における)しずくの定番持ちネタになるとは思っていなかったというところもあります。

シーズン2

#65『誕生日(せつ菜)1』

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圧。

#67『表情1』

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#68における各コマの背景色が、璃奈ちゃんボードのモチーフとなったキャラクタのメンバカラーであるのを考えると、「璃奈ちゃんボード『ぷんすか』」は歩夢がモチーフになった可能性が微レ存。笑って怒って大変だぁ。

#68『表情2』

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残った三人(果林・しずく・エマ)をモチーフにした璃奈ちゃんボードがどのような表情となっているのか、純粋に興味が出てくるところです。

#70『言い間違え』

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「はい かわいい」が、もうかわいい。

#78『応援2』

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「いつもライブを観に来てくれる学園のみんなに感謝」というテイをとって第四の壁をぶち壊しにくるのが、なかなかトリッキーだなと感じさせてくれます。

#90『記憶喪失2』

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このエピソードを読んでから、わたしの中では「天王寺 璃奈は桜坂しずくの隠れガチ勢」説が主流となっています。

にじよん2

シーズン3

#22『A・ZU・NAと遊園地②』

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これまで「言ってそうで言ってなかったセリフ」の筆頭格であった「せつ菜の『うおおおお!』」が、ついに公式となった瞬間である。

#24『QU4RTZとピクニック②』

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コピペ四連続、ベタながらもじわじわくるものがあります。

#32『かすみと歩夢と警戒②』

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かすみのセリフを借りて、公式に「重い女」判定された歩夢の明日はどっちだ。

#40『しずくと歩夢と演技②』・#42『しずくと歩夢と演技④』

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もはやトレス疑惑。

#56『思い出動画(部室)歩夢編・せつ菜編』

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自己紹介でヘタこいたからといって、小島よしおのモノマネがはじまるなんてことはない。

シーズン4

#7『栞子とせつ菜②』

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いわゆる「オタク特有の早口」をきっちり再現しているところに、ワザマエを感じます。

#17『栞子としずく②』

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上級生とのカラミでは「後輩」感が強く発揮される一方で、かすみや璃奈を相手にすると「お姉さん」的なキャラクタ性が出てくるしずく。そんな彼女にとっては、栞子こそが一番フラットにコミュニケーションできる相手なのかなと感じるところがあるんですよね。

#40『ミアと自己紹介①』・#44『ランジュと自己紹介①』

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必要な情報まで削ぎ落とされたミアの自己紹介と、不必要なまでに情報が詰め込まれたランジュの自己紹介の対比が興味深い。過不足なく情報を盛り込むのって、なんやかんや言っても難しいんですよね。

#50『部室①』・#51『部室②』

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「旧同好会」時代にも目配せしてくれていることに、何だか嬉しさを感じてしまいます。たとえ、それが苦い思い出であったとしても、「過去」があったからこそ「イマ」があり、そして「未来」へ繋がっていくのですから。
そして、かつての五人の「物語」にも、いつか触れてみたいなという気持ちが出てくるところもあるんですよね。




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何はともあれ、「にじよん あにめーしょん2」放送開始までの、長いようで短いこの期間。皆様も「にじよん」・「にじよん2」を片手に待ってみるというのはいかがでしょうか。今回紹介したもの以外にも、面白いエピソードがたくさんありますしね。
トキメキあふれる世界への、新たな扉はすぐそこに。




幻日のヨハネ 第十三話「そして今日も」感想 ~新たなる「先導者」、新たなる「輝き」~

皆様、こんにちは。
秋分も過ぎ、地平線の向こうへと足早に沈みゆく夕日に秋の訪れを感じる今日この頃ですが、進捗いかがですか。


そんなに「ラブライブ!」が好きになったのか、フジテレビ(もう何回目なのか覚えてない)
Aqoursも出演経験があることだし、そのうちLiella!も出演するだろうという予測はあったのですが、想像していたよりも待たされたなと感じたところはあります。「満を持して」という言葉も頭をよぎる。
そして、十一人での堂々としたパフォーマンスは、お見事の一言。この勢いのままにメディア露出が増えていってくれれば、ファンとして嬉しい限りなんですよね。


それはそれとして、「幻日のヨハネ」のストーリーがついに最終回を迎えるのです。何もかもが未知でありながら、どこかに不思議な馴染み深さを感じる世界で日々を精一杯駆け抜ける少女たち。彼女たちが奏でる「物語」は、いかなる結末へと導かれるのでしょうか。
さあ、「みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語」を、最後の瞬間までもっともっと追いかけてみようではありませんか。


それでは、本編の詳しい感想をやっていきましょう。
※以下、画像はすべて「TVアニメ『幻日のヨハネ』第十三話」からの引用です。


「先導者」、ここにあり

かつての「先導者」は言いました。「一番大切なのは出来るかどうかじゃない。やりたいかどうかだよ!」と。

ヨハネ「私、『歌いたい』って気持ちに嘘をついてた。『私が歌わなきゃ』って、そう思わなきゃダメなんだと思ってた。でも、違った」

ヨハネ「もしかしたら、またダメかもしれない……。でも……! 私の歌で、みんなを、この街を守りたい!」

仲間たちの力を借りて、ヌマヅをまるごと覆い尽くすまでに強大化した「異変」に立ち向かうヨハネ。わたしがそこに見たのは、「みんなのために頑張らなければならない」・「みんなの期待に応えなければならない」という「義務」や「責務」、「使命」から解放され、「みんなのために頑張ることが、自分がやりたいことなんだ」という確信と決意に満ち溢れた「先導者」の姿でした。
「自分には『異変』に対抗するための特別な力があるのだから、自分が率先して『異変』に立ち向かわなければならない」・「自分はみんなに期待されているのだから、自分はその期待に応えなくてはならない」。第十話でも垣間見えたように、これまでの(特に「異変」に対する)ヨハネの行動には、そのような「義務感」や「使命感」がベースとして存在していたように思います。「義務感」・「使命感」が行動のためのモチベーションになることだって、もちろんあるでしょう。しかし、度を越した「義務感」・「使命感」はプレッシャーとなり、ひとの心を押しつぶすことだってあるのです。思い返せば、第十一話にてヨハネの心を圧し折ったのは、このような「義務感」・「使命感」からくる重圧もあったのではと感じられるところもあります。
しかし、ヨハネは再び立ち上がりました。仲間たちの暖かさと優しさに満ち溢れた言葉がヨハネの手を取り、ライラプスの声にならなくとも力強くたくましい言葉がヨハネの背中を押します。そして、「たとえ特別な力があったとしても、たったひとりで『異変』に立ち向かわなくてもいいんだ」・「困ったときだって、みんながそばにいるんだよ」という彼女たちのメッセージによって、ヨハネは「義務感」・「使命感」から解放され、「ラブライブ!」シリーズの根幹のひとつでもある「やりたいと思う気持ちこそが一番大事」という想いと向き合うことが出来たのです。
「やりたいと思う気持ちこそが一番大事」という想いを取り戻し、その想いを胸に宿して立ち上がるヨハネ。そんな彼女の「歌いたい」・「守りたい」というプリミティブな願いがあったからこそ、みんなの「心の音」はひとつになって、強大な「異変」を討ち倒すことが出来たのでしょう。そして、それを成し遂げた彼女の姿はまさしく「先導者」と呼ぶにふさわしいものであったと、わたしには思えてくるのです。

今日を歩んだその先に

ヨハネ「……と言うわけで、お母さんからの宿題はまだ考え中。他に何か見つかるかもしれないしね、『自分にしか出来ない楽しくてたまらないこと』が」

正直な話をすると、ファーストインプレッションとして「そこ、ブン投げていいんだ?!」という気持ちが出てきたところはあります。「自分にしか出来ない楽しくてたまらないことを見つける」という「宿題」は、このストーリーの縦軸として最重要項目だと思っていたので、良くも悪くも驚きが出てくるんですよね。「宿題達成を先送りにすることで、あわよくば続編を作ろうと画策していらっしゃる……?」という邪推が出てきたところまである。「『自分にしか出来ない楽しくてたまらないこと』を探し求める過程で、ヨハネが何を得ていくのか」こそが重要なのだと言われれば、確かにその通りなのですが……。
しかしながら、この後に続く「結局、明日なんてまだ誰もわからないんだから」というヨハネの言葉が、これまた「ラブライブ!」シリーズの根幹のひとつをなすマインドであるところの「だってだって、いまが最高!」に繋がるのだと考えれば、不思議と納得感も出てくるのです。「『イマ』が最高」であるために日々を精一杯走り抜いて、この瞬間を目一杯輝く。「最高の『イマ』」を追い求め、駆け抜けたその先に「自分にしか出来ない楽しくてたまらないこと」が見つかるのだと、ヨハネは信じているのでしょう。

だからこそ、この「物語」を締めくくる言葉は「今日も、今日を生きる」なのだと、わたしには感じられるのです。

こぼれ話

「繋がり」の到達点

仲間たちの「心の音」を結集した歌さえも跳ね除け、なおも猛威を振るう「異変」を前にして、またしても心が折れかけるヨハネ。そんな彼女を立ち上がらせたのは、仲間たちの声援とライラプスの声なき激励。「縁」や「絆」といった、ひととひととの「繋がり」を一貫して描き続けてきたこの「物語」らしさに満ち溢れていると感じられるところです。
さらに言うなら、ヨハネが「やりたいと思う気持ちこそが一番大事」という想いと向き合うことが出来たのも、そして、みんなの「心の音」をひとつにして「異変」を打ち破ることが出来たのも、ひととひととの「繋がり」の賜物であるように、わたしには思えてくるんですよね。

ハイファンタジーってなんだっけ

第三話でのトンチキ・オンパレードほどではないにせよ、「スーツに作業着」はハイファンタジーでお出しする絵面としてはなかなかのトンチキであるように思えてならない。狙ってやってるのだとしたら、大したものである。
結果的に「『幻日のヨハネ』の『物語』そのものが、ハイファンタジーとして期待していた世界観とは少しばかりズレていたな……」という気持ちがどうしても出てくるところはあるのですが、それはそれ、これはこれ。

ラブライブ!」における「ラブライブ!」のようなものだし

マリ「……世界は歌によってバランスを保っていました。ところが長い年月が経つうちに、人々は歌を忘れ、大変なことになりました」

「『異変』はなぜ発生したのか」・「ヨハネの『魔法』の力とは何なのか」・「『心の音』とは何なのか」といった「謎」に対する解答については、マリによる推測や抽象的な語りによる説明に終始していた印象で、個人的には納得感が薄めだったかなという気持ちはあります。その一方で、彼女たちの立場からしてみればこれらの「謎」について分かることなんてたかが知れているわけですし、「謎」の解明がこの「物語」の最重要縦軸というわけでもないので、そこは致し方なしとしたところではあるんですよね。

今回のここ好きポイント

カナン「力仕事だったら任せてよ!」

ヨウのが言うところの「いつだって力になる!」を踏まえた言葉なのかもしれないが、「力になる」ってそういう意味じゃないと思う。




街のみんなと「縁」を結び、仲間たちとの「絆」を繋ぐ。ひととひととの「繋がり」を色鮮やかに描写してきた「幻日のヨハネ」。それはきっと、沼津のみんなに支えられながら歩んできた「サンシャイン!!」の系譜を継ぐ「物語」であったからこそなのでしょう。 あのまぶしい陽光によく似ていて、それでいながら全く新しい「輝き」が、確かにそこにあった。わたしには、そのように思えてくるのです。
そして、「にじよん あにめーしょん」に続いて「ラブライブ!」シリーズが持っている可能性をさらに広げてくれたのが、この「物語」であったのだと感じさせてくれたところもあります。「みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語」も、わたしたちが知っている「ラブライブ!」でした。これからの「ラブライブ!」も、ますます楽しみになってくるんですよね。

最後に、「みんなが知ってるあの子」たちに再び出会わせてくれたスタッフ・キャストの皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

さあ、次は「巨大人型ロボットを主軸にしたSFもの」スピンオフだ!




幻日のヨハネ 第十二話「さよならライラプス」感想 ~「さよなら」から新たな道へ~

皆様、こんにちは。
残暑の中にも少しずつ秋の香りを感じる今日この頃ですが、進捗いかがですか。


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あなたまで言及するか。
「ギャラクシー」の単語が聞こえた瞬間、衝撃のあまり目ン玉をひん剥いたところまである。

p1rcdfqqu.hatenablog.com
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それはそれとして、ライブビューイングで参加してきました。
二期生曲・ソロ曲・ユニット曲・アンコールでのセンター曲と、夏美(と絵森 彩さん)がこれでもかというほどにフィーチャされていて、彼女たちが推しなひとからすれば堪らねえ内容だったんだろうなと感じたところ。「スクールアイドルになったばかりの妹・冬毬に対して、姉として、そしてスクールアイドルとして『先導者』たる姿を魅せる」という文脈も乗っていましたしね。
「私のSymphony」も、Aメロ・Bメロで十一人のソロパートがぴったり収まっていたのが聴いていて心地よかったのです。音源はよ。
5thライブやアニメ三期の放送スケジュールも発表されたことですし、これからのLiella!からも目が離せないところです。


それでは、本編の詳しい感想をやっていきましょう。
※以下、画像は注記がない限り「TVアニメ『幻日のヨハネ』第十二話」からの引用です。



「鏡」合わせのキミとボク

「歌手になる」・「トカイでビッグになる」という夢に破れ、不本意ながらも帰ってきた故郷。ヨハネはその故郷・ヌマヅで街のひとたちとの「縁」を結び、仲間たちとの「絆」を繋ぎ、「前向きな気持ち」を手に入れ、一歩ずつ確かな「成長」を果たしてきました。
そして、彼女が果たした「成長」は、それを一番近くで見守ってきたライラプスにも「気づき」をもたらすのです。

ヨハネ「よく、かけっこしたよね」
ライラプス「最後はヨハネが勝ったね」
ヨハネ「知ってたよ、わざと負けてくれたの」
ライラプス「えっ、じゃあ、逆にヨハネが勝ったフリしてくれてたってわけ?」
ヨハネ「そういうことになるねえ……」

ヨハネは、庇護されるばかりの存在ではない」。

それはかつて、ライラプスが向き合うことが出来なかった現実でもありました。ヨハネが「歌うことが好きだから、トカイに行って歌手を目指す」と宣言したあのとき、ライラプスから放たれた言葉はヨハネの決断を後押しするようなものではなく、「好きなだけでどうにかなるのかな?」・「歌うことがキライになる日がくるかもしれない」という辛辣なものでした。このあとの「そんなことよりもっとちゃんとした……」というセリフも、「堅実で地に足のついた将来設計を考えるべきだ」といった意味合いの言葉が続くであろうことは想像に難くないところです。
もしかすると、ライラプス(その思惑はどうであれ)新たな一歩を踏み出そうとするヨハネの向こう側に「ヨハネが独り立ちして自分のもとから離れていく未来」を幻視したのかもしれません。そして、その未来と向き合うことが出来なかったのかもしれません。ヨハネが離れていくかもしれないという可能性から目を背けたかったから。ヨハネが去ってしまうのが怖くて、寂しかったから。これまでのふたりの関係性があまりにも暖かくて、心地よいものだったから。

かつて、ヨハネが「こんな何もない街のことなんてどうでもいい」・「こんな小さな街のことなんて私には関係ない」と嘯きながら「何もない自分になってしまう未来」から目を背けていたように、ライラプスも「ヨハネは自分が庇護すべき半人前の存在なんだ」と思い込みながら「ヨハネが独り立ちして自分のもとから離れていく未来」から目を背けていた。
ヨハネライラプスに自分のことを応援してほしかったように、ライラプスヨハネが自分に庇護される存在であってほしかった。
ヨハネライラプスとの関係性に甘えていたように、ライラプスヨハネとの関係性に甘えていた。

ヨハネが語ったように、ふたりはまさに「鏡」のような存在だったのでしょう。お互いに向き合って、お互いのことを見つめ合う、ふたりきりの閉じた関係性。
しかし、「成長」を果たしたヨハネはその閉じた関係性から抜け出そうとしています。「縁」を結び、「絆」を繋ぎ、自らの世界を広げてきた今のヨハネは、ライラプスのことだけを見つめなくてもいい。膝を抱えて泣きべそをかいていた、あの頃のヨハネではない。前を向いて進むための強さを、きっと持っている。もしつまずきそうになったとしても、「縁」を結んだひとたちや「絆」を繋いだ仲間たちが、きっと支えてくれる。もう、ライラプスだけに頼る必要なんてないんだ。
ならば、彼女と「鏡」合わせな存在であるライラプスも、ヨハネのことだけを見つめることを終わらせなればならない。ヨハネと同じように自らが向くべき方向を向いて、いずれ「ヨハネが独り立ちして自分のもとから離れていく未来」がくるという現実に、きちんと向き合わなければならないんだ。
ライラプスにもたらされた「気づき」とは、きっとこのようなものであったのだろうと、わたしには思えるのです。


お互いのことを見つめ合う「鏡」合わせの関係性を終わらせ、それぞれが進むべき方向へと顔を向けて、それぞれの道を歩みはじめる。それは、今回のエピソードタイトルが示すように「さよなら」と呼ぶべきものであるのかもしれません。しかし、その「さよなら」は「終わり」だけを示す言葉ではないのだと、わたしには感じられるのです。
Liella!4thライブツアー最後のMCにて、Liella!のみんなが「ライブは『終わり』になってしまうけれど、十一人のLiella!はこれからが『はじまり』なんだ」と言っていたように、ヨハネライラプスの関係性もこれから新たな「はじまり」を迎えるのだと。

ライラプス「手を離しても、心が繋がってる。ヨハネが教えてくれた。だからもう、寂しくないよ」

それと同時に、わたしはある言葉を思い出すのです。かつて、マイペースで甘え上手な眠り姫が語った言葉を。「背中を押して距離が離れたって、押してくれた手のぬくもりは残るよ」というエールを。

彼方「ふたりならきっと大丈夫!」
(「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」二期第十二話より)

「押してくれた手のぬくもり」。
そのぬくもりはきっと、今まで歩夢と侑がお互いのことを思い合い、育んできた絆の証明であり、心の繋がりの結晶でもあるのでしょう。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 二期第十二話「エール!」感想 ~心は、きっと繋がっているから~ - メガネ(裏)

彼女が言う「押してくれた手のぬくもり」が「心の繋がりの結晶」であるのなら、ヨハネライラプスだってきっと大丈夫。たとえ、ふたりの言葉が通じ合わなくなったとしても、その心は繋がっているのだから。

わたしは、そう信じてみたいのです。

こぼれ話

それらを「伏線」と呼ぶにはちょっとロコツすぎたように思う

ライラプスの声が聴けるようになったのは、幼少期のヨハネがかけた『魔法』によるもの」というのは、これまでのストーリーにおいて幾度となく示唆されていたこともあって、そこまでの驚きはなかったんですよね。強いて言うなら、「ヨハネと喋れるようになることは、ライラプスの願いでもあった」という事実が明かされたことが興味深かったといったところでしょうか。
さらに言うなら、このことについては「『まさか』から発生する面白さ」よりも「『やはり』から発生する面白さ」を優先させたのかなと思うところもあります。

今回のここ好きポイント

ヨハネ「大丈夫。何でも屋に任せて!」

あれだけ疎ましく感じていた「何でも屋」の屋号を、あえて名乗るヨハネ。「ナミとサクラがいなくなったのは自分のせいだ」と自責の念に駆られるミキを安心させようという彼女の言葉に、「粋(いき)」を感じるところがあるんですよね。

今回のここ好きポイント その2

チカ「チカじゃないけどね!」

アナタがチカではないということは、「何でも言ってね!」と言ったのもアナタではないということになるのですが。まあ、この言葉には彼女の照れ隠しも多分に含まれているんでしょうけどね。




「なんかイイ感じで終わったと思ったか? 残念、まだ終わっていないんだよ!!」と言わんばかりに蠢く「異変」の影。さすがに「異変」との対峙を最終局面になるまで引っ張ってくるとは思わなかったというところはあるんですよね。前回の感想にて触れた「謎」に対する解答も思っていたほどには提示されませんでしたし、展開の読みきれなさは最後まで続く模様。

何はともあれ、「幻日のヨハネ」の「物語」も、ついに次回で最終話。
「みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語」は、いかなる結末を迎えるのでしょうか。




幻日のヨハネ 第十一話「ヨハネのまほう」感想 ~「輝き」の功罪~

皆様、こんにちは。
日中はともかく、朝晩が急激に涼しくなったように思えてならない今日この頃ですが、進捗いかがですか。


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「アニゲー☆イレブン!」放送日である金曜日といえば「前田佳織里の進め!前田号」も放送されていることだし、かおりん大活躍じゃん。


それでは、本編の詳しい感想をやっていきましょう。
※以下、画像は注記がない限り「TVアニメ『幻日のヨハネ』第十一話」からの引用です。



なにも知らないほうが幸せというけど

ヨハネの門出を祝うパーティの最中、突然襲いかかる「異変」。これまでにない勢いで街を飲み込む「異変」を目の前にして、ヨハネは自分自身の無力さを痛感し、心を閉ざしてしまいます。そんなヨハネを心配する仲間たちは、どうにかして彼女に元気を取り戻してもらうべく奮闘するのですが……。

ヨハネ「気づけて良かった……。私には、なんとか出来る力があるなんて自惚れて……」
ライラプス「っ……! 『異変』はヨハネのせいじゃない……!」
ヨハネ「みんなのためになれるって……、みんなの……。私は……、何も出来ない……!」

ヨハネ「みんなに会いたくないのは、合わせる顔がないから」
ライラプス「パーティの中止は仕方なかったことだよ」
ヨハネ「仕方なくないよ」
ライラプス「でも……」
ヨハネ「私に何もなかったせいで、街がこんなことになったんだ……」

ヨハネ「でも、私にはみんなの優しさを受け取る資格なんてない……。『異変』が起こらないように出来たんだって、ヌマヅはもう大丈夫なんだって、そう思ってた……。でも、こんなことになって、みんなと違って、私には何もなかったんだって気づいたんだ……」

「成長」することが、常に良いことばかりというわけでもないのだなと思ったところがあります。

かつて「歌手になる」・「トカイでビッグになる」という夢に破れ、不本意な帰郷を果たしたヨハネ。そんな彼女がヌマヅで出会ったのは、それぞれに「やりたいこと」や「楽しいこと」、「大好きなこと」を見つけて日々を頑張る仲間たち。そんな彼女たちとの出会いは、ヨハネに「前向きな気持ち」を、そして「成長」をもたらします。「こんな何もない街のことなんてどうでもいい」・「こんな小さな街のことなんて私には関係ない」と嘯きながら自分の殻に閉じこもっていた彼女が、周りに目を向けて「誰かのために」・「街のために」・「みんなのために」と起ち上がることが出来るようになるほどの「成長」を。

しかしながら、「成長」によって周りがよく視えるようになったヨハネだからこそ、自らの「歌」と「魔法」の力で「異変」を解決することが出来なかったという事実に、より一層の精神的打撃を受けたのではないでしょうか。
自分には「異変」を解決するための「歌」と「魔法」の力があったはずなのに。それがまやかしであったとしたら、自分にはもう「何もない」ではないか。それぞれの場所で頑張って「輝いている」みんなと違って、自分には「何もない」!
ヨハネにとってその精神的打撃は、かつて「何もない街」の向こう側に「何もない自分」を幻視し、ヌマヅを飛び出したあのときを遥かに上回るものだったのではないでしょうか。「やりたいこと」や「楽しいこと」、「大好きなこと」を見つけて日々を頑張っている仲間たちという存在を知ってしまった、今の彼女にとっては。そんな仲間たちと「何もない自分」との隔たりを実感してしまった、今の彼女にとっては。わたしには、そのように感じられてしまうのです。そのような存在を知ることのなかった二年前のヨハネですら「何もない自分」に耐えきれずにヌマヅを飛び出してしまったのですから、今のヨハネに襲いかかる無力感は、わたしの想像をはるかに超えるものであるように思えてなりません。

もしかしたら、彼女は「何もない街」の向こう側に「何もない自分」を幻視したのかもしれない。自分にしか出来ない楽しくてたまらないことも本気で叶えたいと思える夢も見つからず、平凡で何も起こらない日々を過ごす。そのようなつまらない(しかし、もしかしたらありえるかもしれない)未来図に、彼女は恐怖したのかもしれない。わたしには、このように感じられてくるのです。

幻日のヨハネ 第一話「はじまりのうた」感想 ~そしてまた、僕らは「先導者」と出会う~ - メガネ(裏)


さらに言うなら、「『何もない』自分には、何もすることが出来なかった」という(少なくとも、ヨハネにとっての)事実が、「みんなの期待に応えなくてはならない」と考えてしまっているヨハネには、より一層クリティカルな精神的打撃になってしまったのだと、わたしには感じられてしまうのです。

「『みんな』のために頑張ること」・「『みんな』の期待に応えること」を「『みんな』のために頑張らなければならない」・「『みんな』の期待に応えなければならない」という「義務」や「責務」として捉えてしまっているような、そんな雰囲気を感じてしまいます。

幻日のヨハネ 第十話「いってらっしゃいヨハネちゃん!」感想 ~「自分」と「みんな」の狭間で~ - メガネ(裏)


仮定の話ではありますが、「魔法」の力を手に入れたばかりのヨハネだったら、このような精神的打撃を受けることなく「異変」に対して再び立ち向かうことが出来たのかもしれないと思うところもあるのです(あるいは、それは「無謀」や「蛮勇」と呼ばれるものであるのかもしれませんが……)
しかし、彼女はあのときから「成長」してしまった。視えてしまった。そして、知ってしまった。「輝いている」みんなと、それに比べてあまりにも「何もない」自分自身を。

もしかすると、それは「悲劇」と呼ぶべきものなのかもしれません。

「先導者」から、次の「先導者」へ

チカ「そんなことないよ!」

「輝いている」みんなと「何もない」自分。その違いを目の当たりにして無力感に打ちのめされるヨハネを救ったのも、「輝いている」存在でした。
「みんなと違って、私には『何もない』」と嘆くヨハネに対して、チカは言います。夏祭りのステージで歌うヨハネは「輝いていた」のだと。そんな彼女に、チカは憧れを抱いたのだと。
チカの言葉、そして彼女に言葉なき同意を示す仲間たちの姿からは、「ヨハネこそが、この『物語』の『先導者』である」というメッセージを感じるところがあるんですよね。かつてAqours、そして浦の星女学院の「先導者」たる存在であった高海 千歌。彼女と同じ容姿を持った存在であるチカが、ステージ上で歌うヨハネの姿に彼女だけの「輝き」を見出し「先導者」として認める。ひとりきりで暗がりへと踏み出そうとするヨハネの手を取り、光りあふれる場所へと導く構図に、わたしは感慨深さを覚えずにはいられないのです。
そして、「たとえヨハネが『先導者』であったとしても、たったひとりで『異変』に立ち向かわなくてもいいんだ」・「困ったときだって、みんながそばにいるんだよ」というメッセージをはっきりと示しているところにも、ひととひととの「繋がり」を一貫して描き続けてきたこの「物語」らしさを感じるんですよね。

結んだ「縁」と繋いだ「絆」を胸に抱いて、新たな「先導者」は駆け出します。

こぼれ話

わたしもいつか沼津の海産物を味わいに行きたいという気持ち

シマ「今朝水揚げされた新鮮なお魚です!」
チカの母「美味しいわよー!」
ミト「食べて、食べてー!」

このような状況下においても「おしごと」を頑張っている漁業関係者の方々には、尊敬の念を禁じえない。お疲れ様です、いやマジで。
また、「舟盛りが一見豪華に見えるとは言え、旅館の食事にしては品数少なめだな……?」という印象が出てきたところもあるのですが、「ヨハネのために、どうにかして食材をかき集めたんだろうな」という想像にも繋がってくるんですよね。

もっと不可抗力的に発生するものなのかと

また、今回のエピソードで(ほんのわずかな時間であったとは言え)魔法の杖を失くす展開をお出ししてきたということは、今後のストーリーにおいてヨハネが魔法そのものを失う可能性もゼロではなく、むしろその前フリとして今回のエピソードが用意されたかのようにも感じられてくるのです。

幻日のヨハネ 第八話「届け! Sea breeze」感想 ~成長の裏に潜む「弱さ」と「脆さ」~ - メガネ(裏)

まさか、(ヤケクソゆえの行動とは言え)自ら「魔法」を手放すことになるとは思ってもいなかったというところがある。

うおっまぶしっ

チカ「にひひひひ」

(「幻日のヨハネ -Unpolarized Reflexion-」第十七話/原作:矢立 肇、原案:公野 櫻子、作画:まつだ こうた、シナリオ:大野 敏哉、キャラクターデザイン:秋津 たいら より)
https://comic-walker.com/viewer/?tw=2&dlcl=ja&cid=KDCW_AM09202942010017_68

夜中に突然現れた、なんかまぶしいの。
もしかして「Unpolarized Reflexion」の最新話って、これの伏線だったのでは……?

今回のここ好きポイント

チカ「私にひとつ、考えがあるんだけど!」

チカ「私に考えがある!」

ここまでフラグを感じるセリフ、そうそうないでしょ。
一回目に至っては、集中線のせいで余計にそれを感じてしまうところがあるんですよね。

今回のここ好きポイント その2

「サンシャイン!!」や「光景記」・「Unpolarized Reflexion」でのキャラクタ性とは最もかけ離れた印象を見せていたマリですが、今回のエピソードでは「やはり、根本では同じキャラクタなんだな」と感じられる表情が多かったように感じるところがあります。




第十二話までに「異変」が引き起こす騒動を解決し、「『異変』はなぜ発生するのか」・「ライラプスは何者なのか」・「ヨハネの『魔法』の力とは何なのか」といった「謎」に対する解答を提示したうえで、(「サンシャイン!!」二期のように)最終話をまるまるエピローグにあてるのではないだろうかと思っていたところがあったのですが、こうなってくると、どうにもこうにも展開を読み切れないというところはあるんですよね。

それはそれとして、再び立ち上がった「先導者」はいかにして「異変」に立ち向かうのでしょうか。
「幻日のヨハネ」の「物語」も、残り二話。その行く末や、いかに。